美味しいカニ(蟹)の選び方

 

初心者向けにカニ(蟹)の基礎知識を解説します

今度、お世話になっている人に「カニ」を贈ろうと思っているんだけど、そもそも「カニ」がどんな種類があって、どんな選び方をすればいいか、困っているんですよね。カニではなくヤドカリだっていう噂もあるし、見分け方も難しい。どうしたらいいかなあ?

はじめまして! 僕は「カニぞう」です。奥の深〜いカニの世界にようこそ! カニの選び方に困っているんですって? それなら僕がお助けしますよ! 

初心者向けにズワイガニを解説します

では、次にはズワイガニについて教えてもらおうかな?

こっちも人気のあるカニだよね!

そうですね。

 
 
和名

ズワイガニ

英名

queen crab、snow crab

漢字

楚蟹、頭矮蟹

クモガニ科

生育域

アラスカ沖、グリーンランド西岸、大西洋、ベーリング海、チリ沿岸、日本の犬吠埼以北

生息深度

水深50〜360m。季節の変化や交尾のために移動する

語源

甲羅を指す「頭」(ず)が、脚に比べて矮小(小さい)だから、頭矮蟹

別名

エチゼンガニ(越前ガニ)、マツバガニ(松葉ガニ)、ズボガニ、ミズガニ、ニマイガニ、コガニ、セイコ、ゼンマル、クロコ

 

ズワイガニの特徴はどんな感じ?

脚が長くクモのような見た目から名づけられたクモガニの1種です! 
ズワイガニは冬の日本海の代表的な味覚だけあって、さまざまな別名を持っています。
北陸ではエチゼンガニ、山陰ではマツバガニなど、地方名は数多いんですね。
ただし、ズワイガニと呼ばれるのは大型のオスだけ。 
 肉の入り方でも呼び名は変わります。
脱皮直後で甲羅がふにゃふにゃの「ズボガニ」、
脱皮してしばらくの「ミズガニ」、
脱皮の途中で古い甲羅を脱ぎ切れていない「ニマイガニ」など!
身の入り方で価格が変わるので、いくつもの名前が生まれました。
英名ではタラバガニのking crabに対して、queen crabと呼ばれていますね!

ズワイガニの生態は?

生態本州北部の太平洋沿岸、日本海、北太平洋北部のほか、大西洋北部にも暮らしています。
水深50m~600mの海底におり、水温1~3度あたりを好むみたいですね。
まだ若いズワイガニは比較的浅いところに住み、メスは250m前後、オスは深い海底に住んでいます。
生殖の時期である6~8月には水深220mあたりに集まり、交尾を行ないます。
交尾の後、メスは約5万個ともいわれる卵を抱えて孵化まで守る。子どものカニが性的に成熟するまでは10年ほど。メスは産卵できるようになると脱皮できなくなるため、オスより身体が小さいままとなります。自由に歩き回れるが、速くは歩けない。立って歩くこともありません。 

なるほどー。じゃあ、ズワイガニの選び方は?

お店で選ぶ時は生きていて元気なものがいいですね。甲羅が黒ずんでいるものは古い可能性があります。
脚を押してへこむものは避けましょう。「ゆでガニ」の場合は、甲羅が赤く、お腹は逆に白いものを選びましょう。

へえ、そうかー、旬の時期は?

解禁時期は石川県より西で11月6日~翌年3月20日まで。メスのカニは1月10日以降は禁漁。ミズガニは12月21日から解禁されますね。

ズワイガニのオススメの食べ方は?

ズワイガニの爪のフライ、握りずし、味噌甲羅焼、刺身など。
身だけでなく、カニみそも美味しい!

保存方法は?

タラバガニと同様にラップで包んで冷凍保存をおすすめします。

ズワイガニ(クモガニ)の仲間

タカアシガニ
漢字で書くと高脚蟹。洋ナシ型の甲羅に、長ーい脚を持つ。広げると4mを超えることもあり世界最大のカニともいわれる。岩手県沖から台湾、東シナ海の水深200m~400m付近に暮らしている。卵を抱えたメスが水深20mほどの浅い海に来ることもある。肉質はやわらかめ、味は少し苦みが感じられる。
ベニズワイガニ
ズワイガニよりも深い海域に住む。ズワイガニに比べ、甲羅の左右が盛り上がり、三角形を左右に並べたような見た目。ズワイガニよりも味が劣り、色が黒くなって見栄えも劣るため、人気はいま一つ。ズワイガニの資源減少により仕方なく漁獲されるようになった。基本的には身を取り外し、加工されて出荷される。価格はズワイガニの10分の1くらいか。
オオズワイガニ
色も形もズワイガニにそっくりで、大きさは15cm~18cmほどと大型のカニ。甲羅がズワイガニが縦長で、オオズワイガニが横長という特徴がある。ベーリング海、アラスカ半島、ブリティッシュ・コロンビア沿岸に暮らす。 
ヨーロッパケアシガニ
大きさが20cmを超える大型のカニ。鋭い突起と短い剛毛に覆われている。水深2~70mまでの岩礁に住む。漁師は刺し網でとらえる。